一方のHDDステータスLEDが赤点灯しました。
SINGLEモードで運用し、1台しかハードディスクを取り付けていない場合は、空きスロットのHDDステータスLEDが赤点灯する仕様ですので、異常ではありません。
また、いずれの動作モードでも両スロットにハードディスクを取り付けている場合に、いずれかのHDDステータスLEDが赤点灯している場合、点灯しているスロットに取り付けたハードディスクに異常があるか、正常に取り付けられていない(接触不良等)可能性が考えられます。
◆本製品に初めてハードディスクを取り付けた直後にいずれかのHDDステータスLEDが赤点灯した場合
- 本製品の電源をオフにし、フロントパネルを取り外します。
- 赤点灯した方のスロットが下になるように本ケース自体を横に倒した状態にします。
- 下スロットのハードディスクをいったん取り外し、再度取り付け直します。(この際、端子が噛み合う感触があります)
- ハードディスクをねじ止め後、本体を縦置きに戻し、フロントパネルを取り付け、電源をオンします。
- HDDステータスLEDが消灯するか、または専用アプリケーション「RAID監視マネージャー」で2台のハードディスクが認識されているかご確認ください。
- HDDステータスLEDが消灯しない場合や「RAID監視マネージャー」で1台のハードディスクしか認識されていない場合、本体背面の動作モード選択ボタンでRAIDを作成するか、「RAID監視マネージャー」でRAIDを作成してください。
- RAID作成後もHDDステータスLEDが消灯しない場合、再度 1)から作業をおこなってください。
※数回同手順をおこなっても同様の場合、他のハードディスクでHDDステータスLEDが消灯するかご確認ください。それでも同様に消灯しない場合は、本体側の異常の可能性も考えられます。
その際は、サポートセンターにお問い合わせください。
◆本製品をご使用いただいている途中、いずれかHDDステータスLEDが赤点灯になった場合
ハードディスクに異常が発生した可能性が考えられます。
RAID0やJBODで運用している場合はご使用いただけなくなりますので、2台のハードディスクを新しいハードディスクと交換し、いったんSINGLEモードに設定し直し、再度RAID0またはJBODの設定に変更してご使用ください。
RAID1の場合は、新しい同容量のハードディスクをご用意いただき、以下の作業を本製品の電源がオンの状態でおこなってください。
- 赤点灯しているスロットのハードディスクを取り外します。
- 用意したハードディスクを取り付けます。
- 自動的にリビルドを開始します。(HDDステータスLEDが赤点滅します)
- HDDステータスLEDが消灯すれば、リビルドが終了し、ご使用いただける状態となります。
※リビルドの時間はハードディスク自体の速度や容量によりますが、目安として3TBで約7時間、12TBで約30時間程度掛かります。
※RAID作成時は通常HDD1側のハードディスクがマスターとなりますが、HDD1ステータスLEDが点灯した場合は、HDD2側のハードディスクがマスターとなります。
HDD1側のハードディスクを交換し、リビルド実行後もマスターはHDD2側になったままですので、ご注意ください。