新機能
自動温度管理システム「ハサレポ」、警報通知機能で遠隔から機器の異常監視が可能に
2022年11月16日
ラトックシステム株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:近藤 正和、以下「ラトックシステム」)は、IoTで自動計測する温度管理システム「ハサレポ」に新たな機能「警報通知機能」の提供を開始することを発表いたします。
本システムは、食品の保管庫や冷凍・冷蔵設備などの温度を定期的に計測しクラウドに記録、アラート通知をおこなうことで、温度管理の負担を軽減するサービスです。
今回、新たに制御盤などの機器から出力される警報を、スマホに通知する機能を提供します。スマホから警報ブザーやランプを停止する機能も備えています。ハサレポは温度の自動記録と監視に加え、機器の異常の遠隔監視に活用可能なソリューションとなります。
自動温度管理システム「ハサレポ」の紹介ページ
https://sol.ratocsystems.com/service/haccp/
警報通知機能のしくみ
ハサレポの基本ハードウェア構成は、Wi-SUNでつながる温度センサー、LTE-M通信でクラウドにつながるゲートウェイからなります。今回、機器の接点出力や接点入力をWi-SUNに変換するIoT通信ユニットを開発。ハサレポアプリと組み合わせて、スマホやメールで機器の異常を把握することができます。
本ユニットには、無電圧接点入力5ポートと無電圧接点出力2ポートを装備。機器の接点出力から異常を知らせる信号が発信されるとゲートウェイとクラウドを経由してスマホに通知、メール送信も可能です。ユニット1台で5種類までの警報に対応でき、クラウドにはどの警報がいつ発報されたかのログが記録されます。
警報ブザーやランプなどを接点入力で制御できる機器では、ハサレポアプリからそれらを停止することも可能です。
警報通知機能のメリット
ハサレポの環境にそのまま追加できる
温度監視システムにアドオンする形で、機器の警報通知機能を追加。ゲートウェイやアプリは共通で使え、温度センサーとの共存も可能。
温度監視と機器監視アプリは共通、定額ライセンス
複数台の機器に警報通知機能を導入しても、運用費はゲートウェイ1台あたり年額15,000円(税別)。本価格には、通信費、クラウド利用料、アプリ更新が含まれています。
接続するスマホ・PCの台数に制限はなく、複数人で情報共有が可能です。
規模にあわせてスモールスタート可能、拡張性も高い
ゲートウェイ1台あたりユニットは最大4台、中継器を使って最大12台接続可能です。システム構築にWi-Fi環境は不要、追加できるゲートウェイの台数に制限はありません。無人施設を含む倉庫など、複数拠点の温度と機器異常の一括監視に適しています。
提供予定時期
2023年3月
ハサレポの特徴
- 食品の保管庫や冷蔵庫の温度、水温を自動計測
- 定期的(5分ごと)に無線で送信、クラウドに保存
- 設定温度範囲を超えたらスマホにアラート通知
- 温度データをグラフ化、帳票印刷も可能
- 温度センサー(サーミスタ)は2点計測、ケーブル長5m
- 温度センサー(Pt100センサー)は1点計測、ケーブル長3m、防水設計
- BOX内蔵センサーで室温、湿度も同時に計測
- 温度センサーは電池駆動(単3電池3本)
- IoT通信ユニットは接点入力x5、接点出力x2を搭載 New
- 機器の警報出力をスマホに通知 New
- 機器の警報ブザーやランプをスマホで停止 New
- ゲートウェイ-温度センサー/ユニット間はWi-SUN接続、最大500m(見通し)
- 中継器使用でゲートウェイ-温度センサー/ユニット間は最大1km(見通し)、最大12台まで接続可能
※中継器3台に温度センサー/ユニットを各4台接続した場合。ゲートウェイとの直結では最大4台。 - ゲートウェイとクラウドはLTE-M接続、Wi-Fi環境不要
- ゲートウェイ追加により複数拠点の一括監視が可能
- 温度、警報のCSV出力に対応
参考価格 (税別、1台あたり)
年間使用料:15,000円/GW(クラウド利用料、通信料、アプリ更新料込) ※ゲートウェイ1台あたり
ゲートウェイ:50,000円
IoT通信ユニット:100,000円
温度センサー(サーミスタ2点計測 ケーブル長5m×2):70,000円
温度センサー(PT100センサー1点計測 ケーブル長3m):70,000円
中継器:40,000円
関連URL
温度管理システム ハサレポ(システム紹介ページ)
https://sol.ratocsystems.com/service/haccp/
国際発酵・醸造食品産業展、出展のお知らせ
当社は2022年11月29日(火) から3日間、東京ビッグサイトで開催される「第1回 国際発酵・醸造食品産業展」に出展、本システムを含めた温度管理と機器の異常管理の省力化を提案いたします。
https://sol.ratocsystems.com/event/jozo2022/
ラトックシステムについて
設立:1983年10月13日
代表取締役:近藤 正和
所在地:大阪府大阪市西区南堀江1-18-4 Osaka Metro南堀江ビル 8階
URL:https://sol.ratocsystems.com/(法人様向けサイト)
事業内容 :創業1983年。パソコン・スマートフォン関連のハードウェア、ファームウェア、アプリをワンストップで開発、販売しています。IoTデバイス開発とAWSクラウド連携によるシステムづくりを強みとし、自社システムのほか、お客様システムへの組み込み需要にも応えています。
ここに掲載されている内容は、報道発表日現在の情報です。ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様・価格の変更等)されている場合があります。
本システムに関するお問い合わせ先
ラトックシステム株式会社 東京支店 コーポレート・ソリューショングループ
住所:〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町18-11 COSMO 8 6階
電話:03-5847-7600
メール:https://sol.ratocsystems.com/contact/
報道関係の方のお問い合わせ先
ラトックシステム株式会社 広報 大塚
住所:〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江1-18-4 Osaka Metro南堀江ビル 8階
電話:06-7670-5056
メール:https://new.ratocsystems.com/form_press/